アロマテラピーその他精油

気持ちと内分泌系の関係について ~セロトニン~

こんにちは。KREAの景子です。

今日は「安心」「怖い」などの気持ちと、それにかかわるホルモン(内分泌系)のお話です。

よくセロトニンはうつと関りがあると言われますが、セロトニンには以下の働きがあります。

◆不安感を抑制する (脳の奥で生まれる恐怖心を抑える)

◆集中力を高める

◆幸福感をもたらす

逆にこれが不足した場合は

◆不安感が増幅される

◆怒りのホルモン=「ストレスホルモン」とも呼ばれるノルアドレナリンの働きを抑制する力が弱まる

ノルアドレナリンは肉体的に高いパフォーマンスを出すには非常に向いているホルモンですが、長期的に分泌されると体のあちこちを傷つけていき、脳の組織をも壊してしまいます。ストレスで脳の萎縮が起こるのも、このホルモンが関係していると言われています。

セロトニンは、脳の奥で本能的に湧き上がる「恐怖心」や原始的な感情にブレーキをかけるホルモンです。

私が患ったパニック障害も、強いストレスによってこのセロトニンが枯渇し、発症した可能性が高いのです。

日常生活を送るうえで、命の危険がないにも関わらずものすごい恐怖が襲ってくるのがパニック障害です。今では不安障害という名称となっていますが、分かりやすく伝えるためにパニック障害という以前の呼び名で書いています。

精神的な疾患は、「気持ちの病気」ととらえられてしまいがちですが、そうではありません。

脳という体の器官が不調を起こす、体の病気なのです。

アロマテラピーの精油の香り情報は、この脳へと働きかけ、ホルモンの分泌の調整を取るのが得意です。嗅覚によって0.2秒で原始的な感情をつかさどる扁桃体、視床下部に届きます。

このセロトニンについて、これから何回かに分けてお伝えしたいなと思っています。

~日々頑張る皆様の心が 穏やかに満たされますように~