アロマテラピーその他

気持ちと内分泌系の関係について ~ドーパミン~

こんにちはKEIKOです。強い寒気に包まれて始まった2021年、忙しさもあいまって体調を崩されてしまった方もみえるのではないでしょうか。我が家は「ちょっと喉が痛いかなー!?」という程の風邪を引いておりました。今はもう花粉症の走りの症状が出ています・・。

最近は心は何からできているか改めて考える機会が増えました。文献を調べたり、想像を巡らせて仮説を立てたり、そんな時間が私の心を満たしてくれます。筋トレも好きですが^^;

私は心は脳で生まれる「思考」と「感情」そして「無意識」でできていると考えています。「思考」は言語、「感情」や「無意識」は非言語の感覚であったり、もっと原始的な記憶や情動です。心というと、つい「自分の意志」や「思考」のことが思い浮かびがちですが、心はそこに欲求や情動、無意識のカケラがくっついたものだと捉えています。

アロマテラピーが働きかける領域は、感覚や情動のほうの心です。その心は、脳内で分泌されるホルモンが大きく影響を及ぼしています。

先日紹介したセロトニンは、不安感や恐怖を抑えるブレーキとして、感情を安定させる役割があるとご紹介しました。

今日は「やる気」をつかさどるドーパミンについて触れたいと思います。ドーパミンは強い幸せ感をもたらし、人を行動や物へと引き付けるトリガーとなるホルモンです。ドーパミンとうまく付き合えると、モチベーションを保つことができるようになり、目標達成や夢をかなえる力がUPします。後日ご紹介するノルアドレナリンとともに、「やる気」ホルモンとも言われます。

また、ドーパミンは「満足感」「集中力」「創造力」にも関与しています。何かをして得られる達成感を味わっているときにも、分泌されているのです。

ただこのドーパミンは「報酬系」とも呼ばれ、強い快感を生むために依存症のきっかけにもなりうるホルモンです。脅迫的に繰り返してしまう行動にも関与していると言われています。私が甘いものをやめられないのは、ひょっとしたら甘いものを食べた時にドーパミンが分泌されて「気持ちいい!」と脳が記憶しているからかもしれませんね(笑)

ちなみに、日本人はドーパミンの効果を感じやすい民族で、「少しのことで満足を得やすい」傾向があるようです。日本人があまり派手なことを好まないのには、過激なことをしなくても満足を得ているから、という理由もあるのです。控え目・奥ゆかしさという日本人の美徳感にも、ドーパミンが関係しているのかもしれません。

脳内ホルモンから色んなことを推察すると、世界の見え方が変わってきますよ^^

~日々頑張る皆様の心が 穏やかに満たされますように~